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STMicroelectronics,外形寸法が3mm×3mm×1mmと小さいMEMS圧力センサを発売
ニュース 2012年9月12日
STMicroelectronics社は,外形寸法が3mm×3mm×1mmと小さいMEMS圧力センサ「LPS331AP」を発売した.検出可能な大気圧の範囲は260hPa(ヘクトパスカル)~1260hPa.大気圧をもとに海抜高度(海面下1,800m~海抜1万m)も測定できる.スマートフォンやスポーツ・ウォッチ,携帯型機器,気象観測機器,車載・産業用機器などに利用可能.既に,韓国Samsung Electronics社のスマートフォンに採用されているという.
測定分解能は0.020hPa(RMS).例えば携帯型機器が建物内の何階にあるかに加えて,階段の何段目にあるか(数十cmの高度差)も検出可能.消費電流は低分解能モード時が5.5μA,高分解能モード時が30μA.電源電圧は1.71~3.6V.24ビットA-Dコンバータ,および温度補正用の温度センサを内蔵している.また,SPIとI2Cのインターフェースを備えている.出力データ・レート(ODR)は1Hz~25Hzの範囲で選択可能.動作温度範囲は-40℃~+85℃.
同社では,圧力センサ用の評価キットを提供している.本キットには,メイン・ボード,プラグイン・モジュール,および圧力センサを内蔵したアダプタが含まれる.
[写真1] LPS331APのイメージ
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