IARシステムズなど3社，ARM9ボード，JTAG ICE，統合開発環境，リアルタイムOSからなる開発キットを64,800～99,800円で提供

　IARシステムズ，アットマークテクノ，イー・フォースの3社は，ARM9ボード，JTAG ICE，統合開発環境，リアルタイムOSからなる開発キット「Yellow suite.スターターキット」を10万円を切る価格で提供する．各社の製品を持ち寄り，組み合わせて利用できるようにした．

　ARM9ボードとしてアットマークテクノの「Armadillo-420（基本モデル）」または「Armadillo-440（タッチパネル液晶インターフェース搭載）」または「Armadillo-460（PC/104準拠拡張インターフェース搭載）」が含まれる．JTAG ICEはIARシステムズの「I-jet」が，統合開発環境は同社の「Embedded Workbench for ARM（EWARM）」が，リアルタイムOSはイーフォースのμITRON準拠OS「μC3/Standard（評価版）」が含まれる．このほか，イーフォースのTCP/IPプロトコル・スタック「μNet3/Standard」とArmadillo-400シリーズ対応のJTAG変換ケーブルも付属する．

　Armadillo-400シリーズは，米国Freescale Semiconductor社の400MHz動作のARM9マイコン「i.MX257」を搭載する．また，Linuxがプリインストールされている．動作時の消費電力は1.2W程度，動作温度範囲は－20℃～＋70℃．

　要望があれば，デバイス・ドライバやアプリケーション・ソフトウェアの開発などにも対応する．