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ローム,IEEE 802.15.4gに準拠した920MHz帯特定小電力無線モジュールを発売
ニュース 2012年8月29日
ロームは,IEEE 802.15.4gに準拠した920MHz帯特定小電力無線モジュール「BP3596」を発売する.本モジュールが利用する920MHz帯は2012年7月に開放された新しい周波数帯で,電波到達距離が長く,ZigBeeやBluetoothが使用する2.4GHz帯と比べると電波干渉が少ない.HEMS(Home Energy Manegement System)や工場の管理システム,センサ・ネットワークなどに利用できる.
送信出力は1mWまたは20mW.設定可能周波数は920.6MHz~928MHz(750MHz~1GHzに対応した海外向けのモジュールも開発中).チップ・アンテナを搭載しており,国内電波法認証は取得済み.また,本モジュールは,ロームの傘下にあるラピスセミコンダクタの無線通信LSI「ML7396B」を搭載する.待機時の消費電流は0.9μAと小さい.送信時の消費電流は15mW,受信時は16mWである.これにより,電池駆動機器にも使用できる.また,SPIインターフェースとディジタルI/Oインターフェースを備えている.
外形寸法は34.7mm×22.0mm×3.5mm.2012年8月中にサンプル出荷を開始する.量産出荷は同年9月から.
[写真1] BP3596の外観
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