東京エレクトロン デバイスがMicrosoft製モーション・センサの組み込み機器応用を考えるコンテストを開催，優勝賞金は100万円

　東京エレクトロン デバイスは，米国Microsoft社のモーション・センサ「Kinect for Windows」を応用した新しい組み込み機器を考えるコンテスト「Kinect for Windowsコンテスト 2012」を開催する．Kinect for Windowsを利用するアイデアを募集し，商用化の可能性を探り，専用機器化の提案を行うことを目的とする．KinectはMicrosoft社の家庭用ゲーム機「Xbox 360」の周辺機器として発売されたセンサ機器で，Windowsを搭載したパソコンと組み合わせて利用するための環境も用意されている．本センサ機器を利用すれば，人体の3次元位置情報や音声認識の機能を利用したアプリケーションを容易に開発できる．

　優勝賞金は100万円．応募資格は，個人，学生，企業を問わない．チームで参加することも可能．審査基準については，実用性，革新性（独創性），将来性，操作性，完成度を評価する．応募者は，まず本コンテストのWebサイトから参加登録（エントリ）を行う．その後，規定の応募用紙，作品説明書（アプリケーションの概要や特徴，操作方法などの作品アピール），デモ動画を用意して事務局へ送付する．

　コンテスト応募の締め切りは2012年8月24日(金)，1次審査通過者の発表は8月31日(金)．9月14日(金)に，東京パークタワー（東京都新宿区）にて，審査，結果発表，および表彰式を行う．また，事前に応募者向けの技術セミナを東京，大阪，福岡で開催する．

[図1] Kinect for Windowsコンテスト 2012のWebサイト