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International Rectifier,最大出力電流が4A~16A,スイッチング周波数範囲が300kHz~1.5MHzのPOL電圧レギュレータを発売
ニュース 2012年7月3日
米国International Rectifier社は,最大出力電流が4A~16A,スイッチング周波数範囲が300kHz~1.5MHzのPOL(Point of Load)電圧レギュレータ「IR3894/3895/3897/3898/3899」を発売した.本レギュレータは,同社のSuplRBuckシリーズの第3世代品.制御用MOSFETと同期整流用MOSFETを1パッケージに封止したマルチチップ・モジュール構成を採る.通信/ネットワーク機器,サーバ機器,記憶装置などに利用できる.例えば12VからDDRメモリ用の終端電圧を直接生成する用途に使えるという.
本レギュレータは,プリバイアス起動,入力電圧検知イネーブル,パワー・グッド(出力電圧チェック)の機能を備えている.また,誤差が±0.5%の基準電圧,入力電圧のフィード・フォワードによるライン/負荷の安定化,電流制限のための温度補償に対応する.
IR3894の最大出力電流は12A,IR3895は16A,IR3897は4A,IR3898は6A,IR3899は9A.IR3894とIR3895のパッケージは5mm×6mmのPQFN,IR3897,IR3898,IR3899のパッケージは4mm×5mmのPQFN.接合部の動作温度範囲は-40℃~125℃.
各レギュレータを搭載した評価基板,およびWebベースの対話型設計支援ツールも提供する.評価基板のスイッチング周波数は600kHz.設計支援ツールに要求仕様を入力すると,回路図,部品表,リファレンス・デザインが出力される.シミュレーションや熱解析などを行う機能も備えている.
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