ぷらっとホーム，ARMプロセッサを搭載した低消費電力のマイクロサーバ2機種を発売

　ぷらっとホームは，ARMプロセッサを搭載した手のひらサイズのマイクロサーバ「OpenBlocks AX3」，「OpenBlocks A6」を発売した．CPUとして，前者はCortex-A9コアを2個内蔵した1.33GHz動作のプロセッサ「ARMADA XP」を，後者はARM9コアを1個内蔵した600MHz動作のプロセッサ「ARMADA 310」（いずれもMarvell Technology Group社製）を搭載する．消費電力は，前者が最大13.0W（待機時は10.0W），後者が最大6.0W（待機時が4.5W）．

　OpenBlocks AX3は，1Gバイトのメイン・メモリ（DDR3）と128MバイトのNOR型フラッシュROMを搭載する．また，インターフェースとして，一つのSATAポート（内部），一つのeSATAポート（外部），四つのギガビットEthernetポート，二つのUSB 2.0ポート，二つのRS-232-Cポート，一つのmini-PCI Expressスロット，一つのSO-DIMMスロットを備える．電源電圧は12V．OSはDebian GNU/Linux 6.0を搭載する．外形寸法は101.0mm×142.1mm×41.0mm，重量は約370g．動作温度範囲は0℃～45℃．

　OpenBlocks A6は，512Mバイトのメイン・メモリ（DDR2）と64MバイトのNAND型フラッシュROMを搭載する．また，インターフェースとして，一つのSATAポート（内部），一つのギガビットEthernetポート，一つのUSB 2.0ポート，二つのRS-232-Cポートを備える．電源電圧は5V．OSはDebian GNU/Linux 6.0を搭載する．外形寸法は81.0mm×114.5mm×36.0mm，重量は約205g．動作温度範囲は0℃～55℃．

　このほか，搭載する機能や付属品が異なるさまざまな機種（パッケージ）を用意する．

　同社は2012年6月13日～15日に幕張メッセにて開催される「Interop Tokyo 2012」に出展し，OpenBlocks A Familyを展示する．

[写真1] OpenBlocks AX3の外観

[写真2] OpenBlocks A6の外観