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富士通ソフトウェアテクノロジーズ,ISO 26262認証を取得したC/C++/Java静的解析ツールの新版を発売
ニュース 2012年6月8日
富士通ソフトウェアテクノロジーズは,C/C++およびJavaのソース・コードに対応した静的解析ツールの新バージョン「PGRelief C/C++ 2012」,「PGRelief J 2012」を発売する.これらのツールは,機能安全規格であるISO 26262に準拠するソフトウェア開発(ASIL-D:Automotive Safety Integrity Level-D)に適合したツールとして,第三者認証機関であるJQA(一般財団法人 日本品質保証機構)より認証を取得している.例えばユーザがISO 26262の認証を取得する際に,本ツールの動作の妥当性を証明する必要はない.
今回のバージョンでは,ライセンス管理の方法をハードウェア・キー方式からソフトウェア・ライセンス方式に変更した.これにより,複数ライセンスの管理が行いやすくなった.ライセンスの使用状況や部署ごとのライセンス配分が明示されるようになり,ライセンス・サーバの冗長運用も可能となった.
静的解析機能については,PGRelief C/C++ 2012にC/C++プログラミングにおけるバッファ・オーバ・ランを検出できるチェック・ルールを追加した.また,PGRelief J 2012は,Android SDKのバージョン間の対応APIの違いに伴う非互換個所が検出できるようになった.
これらのツールはコード資産の品質監視の機能(オプション)を備えているが,今回のバージョンではこの中の資産解析と品質データ収集の処理を分けて実行できるようにした.大規模な資産に対して資産解析の処理を並列実行することにより,トータルの処理時間を短縮できるという.
OSはWindows XP/Vista/7,Windows Server 2003/2008 R2,RedHat Enterprise Linux 5/6に対応する(ライセンス方式の違いにより,対応していないOSもある).2012年6月11日より出荷を開始する.
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