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Agilent,アナログ帯域幅が63GHz,サンプリング速度が160Gサンプル/sのオシロスコープを発売
ニュース 2012年4月11日
米国Agilent Technologies社は,2チャネル使用時の帯域幅が63GHz,4チャネル使用時の帯域幅が33GHzのリアルタイム・オシロスコープ「DSOX96204Q」を発売した.本機は,同社が新たに発表したAgilentDSOX/DSAX 90000Qシリーズの中の最上位機種である.20GHzのA-Dコンバータを八つ同時に動かすことで,160G/80Gサンプル/s(2チャネル/4チャネル)の最大サンプリング速度を実現している.メモリ長も標準20Mポイント,最大2Gポイントと長い.
50mV/div時のノイズがフルスケールに対して1.185%より小さく,ジッタ・ノイズ・フロアも75fsと小さいことが特徴.
同社では光通信,PCI Express 3.0/4.0,100GビットEthernetなどの高速通信市場における需要を見込む.例えば28Gbpsまたは32Gbpsの光通信では,基本波こそ14GHz/16GHzであるものの,3次高調波は42GHz/48GHzと高い.
33GHz以上の信号を取り込む際には画面右下にある「リアルエッジ・テクノロジー端子」を利用し,ケーブルは同軸ケーブルを使用する.33GHzまでは差動のアクティブ・プローブを使用する.
0~8Vと入力レンジが広い.他社製品では0~1V前後であるため入力にアッテネータを挿入せねばならず,測定波形はこのアッテネータの影響を受けることになる.
DSAモデルはDSOモデルに50Mptsメモリ,EZJITジッタ解析機能,シリアル・データ解析機能などを追加装備したモデル.
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