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環境発電の普及を目指すEnOcean Allianceが日本で初会合,住友電工ネットワークや富士ソフト,村田製作所などが参加

 環境発電(エネルギー・ハーベスト)技術の普及推進団体であるEnOcean Allianceが日本での活動を開始した.8月2日に東京・八重洲の守谷商会MB83ビルにて,同団体の日本支部が初めての会合を開いた.EnOcean Alliance,Chairman & CEOのGraham Martin氏が講演し,環境発電向けのEnOcean無線規格を採用した製品の開発動向,およびEnOcean Allianceの活動などを紹介した.日本支部は,日本市場における同技術のプロモーション,およびトレーニング環境の提供などを行う方針.

 EnOcean Allianceは,ドイツEnOcean社が開発したバッテリレスの無線センサ技術を利用する企業が集まった非営利の業界団体である.全世界で200社以上が加盟しており,日本企業では,加賀電子,クロス技研,住友電工ネットワーク,富士ソフト,守谷商会,村田製作所が参加している.日本支部の初会合では,これらの企業に加えて,現在,加盟を検討している企業数社も集まった.「2011年内に,日本で10社程度が加盟する予定」(EnOcean Alliance日本支部代表の板垣 一美氏).

 EnOcean無線規格は315MHzまたは868MHzの周波数を利用し,バッテリレスで数十m程度の通信が可能.主にビルの照明制御や空調制御などに利用されている.現在,IEC(International Electrotechnical Commission)で標準化が進められており,2012年中には正式なIEC標準になるという.

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