[ keyword: 品質管理, 研究開発, ソフトウェア ]

開発文書の品質改善を目指す研究会が2011年7月に発足

 ソフトウェアの要求定義書や設計書といった開発文書の品質を測定可能にすることをねらいとした研究会「システム開発文書品質研究会(Association of System Documentation Quality;ASDoQ,略称アスドック)」が,2011年7月に発足する.これまで開発文書は,各社で標準フォーマットを定義したり,プログラムのボリュームに対するドキュメントのボリュームの割合が提案されるなど,形式については議論されてきたが,表現があいまいになっていないか,必要十分な情報が盛り込まれているかなど,内容に踏み込んだ検討はされていないという.同研究会は,システム(ソフトウェア)開発文書品質の定義とそれを測定し改善する方法を研究し,提案することを目標としている.各企業がそれぞれのビジネスとしている教育やコンサルティング,検証サービスなどには踏み込まず,あくまでも非競争領域において開発文書品質を研究する立場を貫く.

 同研究会は個人会員および法人会員からなる任意団体であり,会費は原則無料.代表幹事は名古屋大学の山本 雅基氏.アドバイザとして田丸 喜一郎氏〔情報処理推進機構 ソフトウェア・エンジニアリング・センター(IPA/SEC)〕と高田 広章氏(名古屋大学)が名を連ねる.幹事は栗田 太郎氏(フェリカネットワークス),塩谷 敦子氏(イオタクラフト),中澤 達夫氏(信州大学),藤田 悠氏(長野工業高等専門学校),杉本 明加氏(名古屋大学).運営委員は甲田 勝氏(アヴァシス),坂本 佳史氏(日本アイ・ビー・エム),森川 聡久氏(ヴィッツ),山本 修一郎氏(名古屋大学),山本 樹氏(信州大学).

 現在,開発文書の品質に関心のある方に対して,広く研究会への参加を呼びかけている.2011年7月11日に第1回研究会(設立総会)を名古屋大学 東山キャンパス(名古屋市千種区)にて開催する.第1回研究会では,IPA/SECの田丸 喜一郎氏と名古屋大学の山本 修一郎氏が,それぞれの立場から文書品質に関する講演を行う.同会の会員および入会を検討している人ならだれでも参加できる.参加費は無料.2011年7月4日まで申し込みを受け付けている.

■連絡先
システム開発文書品質研究会 事務局(長野工業高等専門学校 地域共同テクノセンター内)
TEL: 026-295-7079
E-mail: secretariat@asdoq.jp
URL: http://asdoq.jp/

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