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NIとTektronix,サンプリング周波数が最大12.5GHz,アナログ帯域幅が最大5GHzのオシロスコープ・モジュールを共同開発
ニュース 2011年5月10日
米国National Instruments社は,サンプリング周波数が最大12.5GHz,アナログ帯域幅が最大5GHzで電圧の時間変化を自動計測できるモジュール「PXIe-5185/5186」を発売した.同社の計測・制御用ソフトウェア「LabVIEW」やPXI Expressラック,コントローラなどと組み合わせて使う.ディスプレイをつなげば,オシロスコープのように波形を表示することも可能.本モジュールは米国Tektronix社と共同開発した.
National Instruments社は従来,サンプリング速度が2Gサンプル/s,アナログ帯域幅が1GHzのPXIモジュールを提供していた.今回,Tektronix社が汎用オシロスコープなどで使っている8ビットA-Dコンバータを内蔵したSiGe ASICを新規開発することで,性能を向上できた.アナログ帯域幅が5GHzのときの有効ビット数は5.5ビットで,他社製品より1ビット程度良いという.サンプリング・ジッタは500fs(RMS).PXI Expressバスのデータ転送速度は700Mバイト/s以上.
[写真1] PXIe-5185/5186の外観
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