ソフィアシステムズ，無線LAN機能などを備えた5cm×4.5cmのARMモジュールと開発キットを発売

　ソフィアシステムズは，無線LAN機能などを備えたARM XScaleモジュール「Elbert」と，同モジュールを利用した開発キット「Sandgate4」を発売する．

　ARM XScaleモジュールの外形寸法は5cm×4.5cm．CPUとしてMarvell Semiconductor社の「ARMADA168」を搭載する．CPUの動作周波数は最大1.2GHz，命令セット・アーキテクチャはARMv5/XScaleに準拠する．本モジュールには，CPUのほかに，512MバイトのNAND型フラッシュROMや256MバイトのDDR2メモリ，電源回路（5V入力），オーディオ回路，Ethernet PHY，無線LANモジュール（IEEE 802.11b/g）などが搭載されている．

　開発キットは，上述のElbertモジュールと，液晶ディスプレイやUSBポート（ホスト，OTG），SDカード・スロット，デバッグ用JTAGポート，Ethernetポート，シリアル・ポート，音声入出力ポート，HDMI（ビデオ出力）ポートなどを備えたベース・ボードで構成される．

　OSとして，Windows Embedded CE6.0，Windows Embedded Compact 7，Android，Linuxをサポートする．ARM XScaleモジュール，開発キット共に，2011年2月下旬から量産出荷を開始する．

[写真1] Elbertの外観

[写真2] Sandgate 4の外観