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NXP,Cortex-M4とCortex-M0を搭載するデュアルコアARMマイコンを発売
ニュース 2010年11月19日
オランダNXP Semiconductors社は,Cortex-M4とCortex-M0を搭載するデュアルコアのARMマイコン「LPC4000ファミリ」を発売する.メモリ容量や周辺回路の異なる16品種を用意する.メインCPUのCortex-M4がディジタル制御アルゴリズムなどの計算処理を行い,サブCPUのCortex-M0がデータ転送やI/O処理などを行う.例えば,モータ制御や電源管理,FA(Factory Automation)機器,ロボット機器,医療用機器などのアプリケーションに利用できる.
二つのCPUの動作周波数は,いずれも最大150MHz.メモリとして,最大1Mバイトのデュアルバンク構成のフラッシュROM,最大264KバイトのSRAM,32KバイトのROMを搭載する.また,8チャネルのDMAコントローラ,2チャネルの10ビットA-Dコンバータ,1チャネルの10ビットD-Aコンバータ,モータ制御用PWM(Pulse Width Modulation),QEI(Quadrature Encorder Interface),スマート・カード・インターフェース,CANインターフェースなどを内蔵する.さらに,一部の品種については,USB 2.0インターフェースやEthernetインターフェース(10/100Base-T),LCDコントローラ,AES128デコーダなども搭載する.
2010年11月末からサンプル出荷を開始する予定.
[写真1] LPC4000ファミリの外観
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