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エクセルソフト,Sandy Bridgeプロセッサに対応するマルチコア対応ソフトウェア開発環境の国内販売を開始
ニュース 2010年11月11日
エクセルソフトは,米国Intel社のマルチコア・プロセッサに対応するソフトウェア開発環境「Parallel Studio XE 2011」の国内販売を開始した.Intel社の次期主力マイクロアーキテクチャであるSandy Bridge(開発コード名)にも対応する.
本ソフトウェア開発環境には,「C++ Composer XE 2011」,「Fortran Composer XE 2011」,「MKL 10.3」,「IPP 7.0」,「TBB 3.0」,「Vtune Amplifier XE」,「Inspector XE」が含まれる.
C++ Composer XE 2011とFortran Composer XE 2011は,Intel社のC++/Fortranコンパイラの新バージョン(12.0)である.Parallel Building Blocksを使って,タスク,ベクトル,データベースの並列処理を実現できる.Fortran Composer XE 2011については,Fortran 77/90/95/2003に対応する.また,同2008の一部の機能(Co-Array Fortran,Intel AVX命令によるベクトル最適化)もサポートする.
MKL 10.3は数値演算ライブラリで,BLAS(Basic Linear Algebra Subprograms),LAPACK(Linear Algebra Package),ScaLAPACK(Scalable Linear Algebra Package),スパース・ソルバ,高速フーリエ変換,ベクトル・マス・ライブラリなどが含まれる.IPP 7.0はCODECなどの画像処理ライブラリで,Intel AVX命令およびAES命令に対応する.TBB 3.0はC++テンプレート・ライブラリで,スレッドをタスクに抽象化してスレッド化しやすくする.
Vtune Amplifier XEはアプリケーションの性能が低下する部分の解析を行うツール.マルチスレッド・アプリケーションにも対応する.Inspector XEはメモリ・リークや競合状態など,並列処理特有の不具合やメモリ・エラーを検知するツールである.
対応するOSはWindowsとLinux.Windows版についてはMicrosoft Visual Studio 2010と組み合わせて利用できる.
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