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フラットーク,1.1GHz動作のXScaleプロセッサを搭載した独社製CPUモジュールを国内で販売

 電子機器の開発会社であるフラットークは,XScaleプロセッサを搭載したドイツKeith & Koep社製のCPUモジュール「Trizepsモジュール」の日本での販売を開始した.2010年10月に,フラットークが国内販売およびサポートを行う契約をKeith & Koep社と締結した.

 Keith & Koep社が今年(2010年)から出荷している「Trizeps VI」は,CPUとして米国Marvell社が開発した1.1GHz動作のPXA168(ARMADA 166)または800MHz動作のPXA166(ARMADA 168)を搭載する.外形寸法は67.6mm×36.7mmで,DDRメモリ用のSO-DIMM(Small Outline Dual In-line Memory Module)200コネクタに対応する.

 本CPUモジュールは,XScaleプロセッサのほか,128Mバイトまたは256MバイトのDDR2 SDRAM,256Mバイトまたは512MバイトのNAND型フラッシュROM,4チャネルの10ビットA-Dコンバータを搭載している.また,外部インターフェースとして,LCDインターフェース(最大1920ピクセル×1200ピクセル),抵抗膜方式タッチ・パネル・インターフェース,オーディオ・インターフェース(20ビット・ステレオ),USB 2.0ポート(ホスト,OTG),IEEE 802.11b/g,100M/10MビットEthernet,Bluetooth(v2.0+EDR),UART,SD/MMC/SDIOカード・インターフェース(Micro SDソケット),Compact Flashカード・インターフェース,カメラ・インターフェースなどを備えている.

 電源電圧は3.3Vで,Liイオン2次電池で直接駆動できる.オプションとしてJTAGデバッグ機能を提供する.

 Windows Embedded CE 6.0(R3 2010Q2)のボード・サポート・パッケージ(BSP),および評価キット「Trizeps i-PAN7ベースボード/タッチスクリーンTFTディスプレイ」を用意する.将来的には,Windows Embedded Compact 7にも対応するという.

 フラットークは,2010年12月1日~3日にパシフィコ横浜で開催されるEmbedded Technology 2010にて,本CPUモジュールのデモンストレーションを行う予定.


[写真1] Trizeps VIの外観


[写真2] Trizeps i-PAN7ベースボード(Trizeps VIを搭載)


[写真3] Trizeps タッチスクリーンTFTディスプレイ

■価格
下記に問い合わせ

■連絡先
フラットーク株式会社
TEL: 042-710-5161
E-mail: info@flatoak.co.jp
URL: http://www.flatoak.co.jp/

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