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Agilent,アナログ帯域が32GHz,サンプリング速度が80Gサンプル/sのリアルタイム・オシロスコープを発売

 米国Agilent Technologies社は,アナログ信号帯域が最高32GHzと高いリアルタイム・オシロスコープ「Infiniium 90000Xシリーズ」を発売した.PCI Express Gen 3やDDR(Double Data Rate)4,SAS(Serial Attached SCSI),Serial ATA,100GビットEthernetなどの測定に向く.2チャネル使用時のサンプリング速度は40Gサンプル/s,1チャネル使用時は80Gサンプル/s.

 このような高性能を実現するために,同社では信号取り込みボードを新規に開発した.本ボードには,20Gサンプル/sのA-Dコンバータ(4個),それぞれのA-Dコンバータに入力データを振り分けるマルチチップ・モジュール,高速メモリ,メモリ・コントローラなどを搭載している.

 マルチチップ・モジュールの内部は2個の32GHzプリアンプ,2個のエッジ・トリガ回路,32GHzのサンプル回路で構成され,このマルチチップ・モジュールの開発に成功したことが,高いアナログ信号帯域を実現できた理由とする.同社によると,他社にも同じくらいの帯域を持つ製品はあるが,他社製品は16GHz以上の帯域を実現するために信号処理を施しているため,ノイズ・フロアが高くなってしまうという.

 Infiniium 90000Xシリーズのアナログ帯域は,16GHz,20GHz,25GHz,28GHz,32GHzの中から選択できる.メモリ容量は標準10Mサンプル点,最大2Gサンプル点である.


[写真1] Infiniium 90000Xシリーズの外観

■価格
15,714,000円から

■連絡先
アジレント・テクノロジー株式会社
TEL: 0120-421-345
URL: http://www.agilent.co.jp/

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