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Agilent,CANやLIN,I2Cなどのシリアル通信の解析を得意とするオシロスコープを発売
ニュース 2010年3月4日
米国Agilent Techonolgies社は数十~百数十万円のオシロスコープ「InfiniVision 7000Bシリーズ」を発売した.
特徴は大きく二つ.
一つ目の特徴は,シリアル通信のパケット解析用FPGAを搭載し,取り込んだデータを瞬時に解析できること.パケット間隔やID,データ内容,CRCなどのリアルタイム表示が可能.シリアル通信規格として,MIL-STD 1553,I2S,I2C,SPI,CAN,LIN,FlexRay,RS-232-Cなどに対応する.
二つ目の特徴はショート・カット・ボタンが充実していること.カーソル専用のノブとボタン,シリアル通信解析のショート・カット・ボタン,検索結果の連続再生/逆再生ボタンがフロント・パネルに配置されている.
これら二つの機能が加わったことで,シリアル通信を行うハードウェアの解析時間が大幅に短縮できるという.
サンプリング・レートは2Gサンプル/s,メモリ長は8Mポイント,画面サイズは12.1インチ,画面解像度はXGA.アナログ・チャネル(2チャネル,4チャネル),ディジタル・チャネル(16チャネル,なし),アナログ周波数帯域(100MHz,350MHz,500MHz,1GHz)の仕様の異なるラインナップを用意する.
[写真1] InfiniVision 7000Bシリーズの外観
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