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三洋半導体，動作時の消費電流が5mA以下，待機時電流が10μA以下のノイズ・キャンセルLSIを発売
ニュース 2010年2月26日
三洋半導体は，消費電流を抑えたノイズ・キャンセルLSI「LC70310BG」を発売する．動作時の消費電流は5mA以下，待機時電流は10μA以下．本LSIは，同社のノイズ・キャンセルLSIの第3世代品．主な用途として，低消費電力や高密度実装が要求されるICレコーダなどの携帯型オーディオ機器を想定している．
本LSIを利用すると，ノイズ成分を26dB低減できる．ノイズ・キャンセル処理に加えて，イコライザ機能と話速変換機能も実現可能．データ入出力部はディジタル・ポートのみで，CODEC機能は備えていない．
本LSIは，16ビットDSPコアを内蔵する．また周辺機能として，4線式のCPUインターフェース（スレーブ），4線式のシリアルPCMインターフェース（マスタ/スレーブ，2系統），I2S，16ポートのGPIOなどを備える．
電源電圧は，アナログ部が2.85V（2.7V～3.6V），内部ロジック部が1.2V±10％．I/O部については，1.8Vで動作する．パッケージは3.5mm×3.5mmの64ピンFBGA（Fine Pitch Ball Grid Array）．CSP（Chip Size Package）にも対応する予定．
2010年3月中にサンプル出荷を開始する．
[写真1] LC70310BGの外観
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