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SynopsysがESLツールのCoWareを買収
ニュース 2010年2月9日
米国Synopsys社は,システム・レベル設計/検証(ESL:Electronic System Level)ツールを開発・販売している米国CoWare社を買収する.両社の間で買収についての最終合意に達したことを発表した.
CoWare社のツールは,ワイヤレス機器や家電機器,車載機器などに搭載するディジタルLSI,および組み込みソフトウェアの開発に利用されている.例えば同社の主力製品である「Platform Architect」は,抽象度の高いSystemCモデルを組み合わせて,CPUコアや周辺回路,I/O回路を含む大規模LSIのふるまいを模擬する環境(仮想プラットホーム)を実現する.最近では,マルチコア・プロセッサ上で実行される組み込みソフトウェアの複雑なふるまいを検証できるツールとして,注目を集めている.
買収作業は,反トラスト法(米国の独占禁止法)の審査などを経て,2010会計年度第2四半期(2月~4月)中に完了する予定.
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