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ルネサス・テクノロジ,小物家電機器向けフラッシュROM内蔵マイコンの新シリーズを発売
ニュース 2010年1月29日
ルネサス・テクノロジは,小物家電機器に向けて少ピン・低消費電力に対応したフラッシュROM内蔵マイコン「R8C/Mxシリーズ」6品種を発売する.本シリーズは,14ピン・パッケージの「R8C/M11Aグループ」と20ピン・パッケージの「R8C/M20Aグループ」があり,主にシェーバや電動歯ブラシなどの小型の家電機器に使用できる.
本シリーズでは,同社の既存のマイコンと比較して,動作電流を1MHz当たり350μAから150μAに,待機時電流を2μAから1μA以下に改善した.また,タイマ機能やコンパレータ機能を搭載しており,CPUを介さずセンサ検出や制御などの処理を行える.さらに,モータ制御用の3相パルス出力タイマやピン割り当てを変更するためのペリフェラルI/Oマッピング・コントローラを備えている.データ格納用のフラッシュROMの書き換え/消去時の電圧は1.8Vである.
パッケージは,R8C/M11Aグループ,R8C/M20Aグループ共にDIPパッケージを使用する.また,R8C/M11Aグループでは4.4mm×5mmのTSSOP,R8C/M20Aグループでは4.4mm×6.5mmのLSSOPも用意する.各グループには,動作温度範囲に応じてNバージョン(-20℃~80℃)とDバージョン(-40℃~85℃)の2種類がある.
2010年3月よりサンプル出荷を開始する予定.
[写真1] R8C/MxシリーズのM11AグループとM12Aグループ
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