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アフレル,ロボットを活用した技術者育成についてのセミナを開催
ニュース 2010年1月14日
研修用教材や研修サービスを提供しているアフレルは,「今,求められる人材教育 ~ロボットを活用した問題解決型研修~」と題したセミナを,2010年1月13日にふくい南青山291(東京都港区)で開催した.大手電気メーカの教育担当者など約70名が参加した.
「マインドストームによる自立型開発演習 ~SEとしての第一歩を踏み出すために~」と題して,キヤノンソフトウェアの村田 美恵氏が講演を行った.同社は「企業で必要な人材は企業で育てる」という方針に基づき,文系/理系を問わず,人物重視の採用を行っているという.そのため,新人研修ではプログラム未経験者が指示待ちの作業者にならずにグループ開発できるような研修を取り入れている.それがレゴマインドストームをターゲットとした開発演習である.本演習では,アイコンを接続してプログラムを作成できる対話型のビジュアル・プログラミング環境「ROBOLAB」を使用するため,C言語などの知識は必要ない.アルゴリズムを考えて実装し,トライ&エラーを繰り返ながら開発を行っていく.この研修によりモノ作りの楽しさや基本的な開発の流れを理解させるという.本研修の後にプログラミング言語などの技術研修を行っているという.
そのほか「ブラザー工業における組込みソフトウェア技術者の育成」と題してブラザー工業の小林 一夫氏が,「デンソーにおける技術系人材の育成について」と題してデンソー技研センターの三浦 久博氏が,技術者教育への取り組み,およびレゴマインドストームを活用した各社の研修内容とその効果を説明した.
さらに「人材教育の内容と,その成果を可視化する教材による企業内活性化」と題してアフレルの小林 靖英氏が講演を行った.経営者は技術者育成の必要性を感じており,現場に役立つ技術が確実に身に付く教育を求めているという.また,新技術に適用していけるか不安を感じている技術者が増えていることを挙げた.ロボットを使ってソフトウェア開発を効率的に学ぶ機会を提供し,新しい教育研修サービス・教育教材を提供していきたいと語った.
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