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IDT,LEDドライバを内蔵する静電容量方式タッチ・センサ・コントローラLSIを発売
ニュース 2009年10月14日
米国IDT(Integrated Device Technology)社は,LED(発光ダイオード)ドライバを内蔵する静電容量方式タッチ・センサ・コントローラLSI「LDS6100ファミリ」を発売した.タッチした瞬間にLEDライトを減光,点滅,ハート・ビート発光させることにより,外付けのホスト・マイコンがなくても,ユーザに対する視覚的なフィードバックを実現できる.本LSIは,同社の静電容量方式タッチ・センサ製品である「IDT Pure Touch」の新ファミリとして提供される.
本LSIによって,ボタン,スライダ,スクロールなどの機能を備えるタッチ・センサを実現できる.コンピュータや白物家電,携帯機器などのユーザ・インターフェースに利用可能.
バッテリ駆動時の消費電力は125μW.オプションで消費電力を50μWに抑えるモードも用意する.例えばセンサの連続スキャンを行っている際でも電力効率が高いという.
周辺インターフェースとして,I2C,SPI,SMBusなどに対応する.複数の静電容量方式タッチ・センサそれぞれにステータス・ピンを割り当て,タッチ・パネルの各ボタンを機械式ボタンのように動作させるDCM(Direct Ccommunication Mode;直接通信モード)を備える.パッケージは28~40ピンQFNまたはSSOP.現在,サンプル出荷を行っている.今後,本LSIの評価キットも提供する予定.
iPhoneの普及に伴って,指のジェスチャを認識するタッチ・センサが注目を集めている.静電容量方式タッチ・センサは,機械式ボタンと異なり,環境の影響を受けたり磨耗したりしないという特徴がある.デザイン性,機能性,ユーザ・インターフェースなどの面で優れており,携帯機器などにおける採用が増えている.
[図1] LDS6100ファミリの機能一覧
[図2] DCMを使用した回路
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