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Microsoft,Windows 7をベースとする組み込み市場向けの新OSを発表
ニュース 2009年10月7日
米国Microsoft社は,2009年9月21日~24日に米国マサチューセッツ州Bostonで開催されたESC(Embedded System Conference)にて,Windows 7をベースとするWindows Embedded製品を発表した.
「Windows 7 Professional for Embedded Systems」と「Windows 7 Ultimate for Embedded Systems」(総称してWindows Embedded Enterpriseと呼ぶ)は,パソコン向けのWindows 7そのもの(全機能)を,組み込み専用のライセンスとして提供するものである.一方「Windows Embedded Standard 2011」は,Windows 7をベースとし,搭載する応用機器に合わせて組み込むコンポーネントをカスタマイズできるOSである.現在,開発途上にあり,ユーザが評価できるCommunity Technology Preview(CTP)版が公開されている.
また,「Windows Server 2008 R2 for Embedded Systems」も発表した.これは,サーバ用OSであるWindows Server 2008そのものを,組み込み向けサーバ専用のライセンスとして提供するものである.R1からR2にエンハンスし,仮想化ツールや管理機能などが強化された.
さらに,Windows Embedded CEの最新版である「Windows Embedded CE 6.0 R3」の開発が完了したことも発表した.R3では,新たに同社のWebアプリケーション実行環境(アプリケーション・フレームワーク)であるSilverlightに対応する.組み込み機器において,Silverlightのベクタ・グラフィックス描画やアニメーション表示などの機能を利用したユーザ・インターフェースを実現できる.
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