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ルネサステクノロジ，フラッシュROMを内蔵した16ビット・マイコンを発売

ニュース 2009年9月3日

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　ルネサステクノロジは，フラッシュROMを内蔵した16ビット・マイコン「H8S/2425（R4F24256NVFPU，R4F24259NVFPU）」と「H8S/2427（R4F24276NVRFQU，R4F24279NVRFQU）」を発売する．本マイコンは，「H8S/2300」の機能を拡張した製品である．複合機やメカ・コントローラ，FA（Factory Automation）機器の制御などに利用できる．

　同社のCPUコアである「H8C/2600」を搭載する．最大動作周波数は33MHz．最大512Kバイトのメイン・メモリ用フラッシュROMと8Kバイトのデータ用フラッシュROM，64KバイトのRAMを備える．周辺機能として，5チャネルのシリアル・インターフェース，4チャネルのI2Cバス，12チャネルの16ビット・タイマ・パルス・ユニット，2チャネルの8ビット・タイマ，1チャネルのプログラマブル・パルス・ジェネレータ（PPG），2チャネルの10ビットA-Dコンバータ，2チャネルの8ビットD-Aコンバータ，1チャネルのFSIインターフェース，6チャネルのDMAコントローラなどを備える．

　開発環境として，JTAGエミュレータ「E10A-USB」，およびフルICE（In-circuit Emulator）「E100」を用意する．電源電圧は，3.3V±10％と5.0V±10％に対応する．動作温度範囲は－20℃～75℃で，拡張品として－40℃～85℃も用意する．H8S/2425のパッケージは120ピンLQFP，H8S/2427は144ピンLQFP．2009年11月よりサンプル出荷を開始する予定．

[写真1] H8S/2425とH8S/2427の外観