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IDT,SD映像をHD映像に変換するビデオ・プロセッサを発売
ニュース 2009年8月5日
米国IDT(Integrated Device Technology)社は,SD(Standard Definition)画質の映像をHD(High Definition)に変換するビデオ・プロセッサ「VHD1900」を発売した.同社のビデオ信号処理LSIの新ブランドである「IDT HQV Vida」の初製品となる.DVD/Blu-rayプレーヤやディジタル・テレビ,セットトップ・ボックス,パーソナル・ビデオ・レコーダ,AVレシーバ,プロジェクタなどに利用できる.
同社独自技術であるAuto HQV機能とHQV StreamClean機能を搭載する.Auto HQVは,入力された映像を分析して適切な設定を選ぶ機能.変化する画質に自動的に合わせていくためユーザが設定を調整する必要はない.HQV StreamCleanは,低品質で高圧縮のビデオなどに含まれるブロック・ノイズやモスキート・ノイズ,テンポラル・ノイズを除去する.また,モーション部分や静止部分に異なるアルゴリズムを適用できるアダプティブ・アルゴリズムや,複数のケーデンス・トラッキングに対応する.インターフェースとして,RGB/YUV用36ビット・バスとUART, I2C, Jtagを備える.
パッケージは128ピンのTQFP.2009年8月より量産を開始する予定.
[写真1] VHD1900の外観
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