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Altera,11.3Gbpsの伝送速度に対応したトランシーバを内蔵するFPGAを発売
ニュース 2009年2月3日
米国Altera社は,11.3Gbpsの伝送速度に対応したトランシーバを内蔵するFPGA「Stratix IV GT」を発売した.40Gbps~100Gbpsの伝送速度を必要とする通信システムやテスト機器,軍用通信システムなどに利用できる.
本FPGAは,11.3Gbpsの伝送に対応する24個のトランシーバと,6.5Gbpsで伝送できる24個のトランシーバを内蔵する.また,最大53万個の論理ブロックと20.3Mビットのメモリ・ブロック,1288個の18ビット×18ビット乗算器を持つ.
同社は,3.75Gbpsの伝送速度に対応したトランシーバを内蔵する「Arria II GX」も併せて発売する.本FPGAは,最大3.75Gbpsの伝送に対応する16個のトランシーバと25.6万個の論理ブロック,8.5Mビットのメモリ・ブロックを備える.次世代携帯電話の規格であるLTE(Long Term Evolution)やCPRI(Common Public Radio Interface),GPON(Gigabit Capable Passive Optical Networks),XAUI(10Gigabit Attachment Unit Interface),SDI(Serial Digital Interface)などのプロトコルに対応する.
これらのFPGAは40nmのCMOSプロセスを利用して製造する.開発ツールは,Quartus II 開発ソフトウェア V9.0に対応する.Stratix IV GTは現在出荷中.Arria II GXの最初の製品となる「EP2AGX125」は2009年5月に出荷を開始し,2009年第4四半期に量産を開始する予定.最小規模の「EP2AGX20」は2010年に出荷開始予定.
[写真1] Stratix IV GTとArria II GXの外観
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