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Analog Devices,消費電流を25μAまで減らせるディジタル出力3軸加速度センサを発売
ニュース 2009年2月3日
米国Analog Devices社は,低消費電力が求められる携帯機器向けのディジタル3軸加速度センサ「ADXL345」を発売した.携帯電話端末やデジタル・カメラ,携帯ゲーム機などに利用できる.
最大32個のX,Y,Z軸の出力データを格納するオンチップFIFOメモリ・ブロックを内蔵する.FIFOメモリを使用することにより,ホスト・プロセッサのサンプリング回数を減らせる.また,0.1Hz~3.2kHzの出力データ・レートを設定可能.電源電圧が2.5Vの場合,出力データ・レートを10Hz未満に設定したときの消費電流は25μA,100Hz以上に設定したときの消費電流は130μA.さらに,測定レンジは±2g,±4g,±8g,±16gから選択できる.±2gの設定では10ビットの分解能が得られ,1ビットあたり3.9mgとなる.非直線性は±0.5%,ほかの軸の動きに対する感度は±1%.インターフェースとしてSPIとI2Cを備える.
電源電圧は2.0V~3.6Vで,I/O電源電圧は1.8Vにも対応する.動作温度範囲は-40℃~+85℃である.パッケージは14ピンLGA,外形寸法は5mm×3mm×1mm.現在サンプル出荷中であり,2009年3月より量産出荷を開始する予定.
[写真1] ADXL345の外観イメージ
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