アバールデータ，PCI Expressに対応した100MHzサンプリングのA-D変換ボードを発売

　アバールデータは，サンプリング周波数が100MHzのA-D変換ボード「APX-510」を発売した．自社開発のPCI ExpressブリッジLSI「AAE-B04」を搭載する．半導体製造装置や通信機器，計測機器，検査装置などに利用できる．

　AAE-B04はPCI Express（4レーン）に対応し，1Gバイト/s（双方向で2Gバイト/s）でデータ転送できる．また，Local BusコントローラやDDR SDRAMコントローラ，DMAコントローラ，SPIを持つフラッシュROM接続用コントローラを持つ．さらに，FPGAコンフィグレーション・ポートとI2Cシリアル・ポートを内蔵する．

　APX-510は，AAE-B04のほかに2チャネルのA-Dコンバータとデータ処理用FPGAを搭載する．シングルエンド入力を2チャネル備える．分解能は16ビット，サンプリング周波数は100MHz，サンプリング・メモリの容量は1Mワード/1チャネル．FPGAをプログラムすることにより，外部トリガやアナログ・トリガ，ソフト・トリガなどに対応する．また，16MビットのSSRAM（Synchronous Static Random Access Memory）と512MビットのDDR-SDRAMを二つずつ搭載する．外形寸法は312.00mm×111.15mm．OSはWindowsXP/Vistaに対応する．

[写真1] APX-510の外観