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Spansion,2009年に最大容量が2Gビットで書き込み速度を2Mバイト/sに高速化したNOR型フラッシュROMを発売
ニュース 2008年12月12日
米国Spansion社は,産業用機器などに使える1Gビットと512MビットのNOR型フラッシュROM「MirrorBit GLファミリ」2品種を発売した.同社は従来から,容量が1Gビットや512MビットのフラッシュROMを出荷している.今回,チップの内部にBIST(Built-in Self-test)を組み込み,テスト費用を削減できるようにした.また,65nmプロセスによる微細化,300mmウェハによる製造の効率化などを図り,従来品と比べて製造コストを抑えたという.従来品は90nmプロセスと200mmウェハを使用していた.電源電圧は3.3V,動作温度範囲は-40℃~+85℃.産業用機器や民生用機器,通信機器,車載機器などへの使用を想定している.
併せて同社は2009年から,最大容量が2Gビットで書き込み速度を従来品の8~10倍に相当する2Mバイト/sに高速化したNOR型フラッシュROM「MirrorBit Eclipseファミリ」を発売すると発表した.本フラッシュROMを使えば製造工程における書き込み時間を短縮したり,製造コストを抑えたりできる.書き込みの高速化は,同時に書き込むビット数を増やすことで実現したという.
65nmプロセスで製造するMirrorBit GLファミリ2品種はすでに出荷を開始している.国内の販売代理店は宝永電機など数社.Spansion社は今後もNOR型フラッシュROMの高密度化を進めていく予定という.
[写真1] プレゼンテーションを行うSpansion社 Consumer, Set Top Box and Insustrial Division,Executive Vice PresidentのThomas T. Eby氏
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