[ keyword: モバイル ]
ソフトバンクモバイルやルネサスがSymbian Foundationに参加
ニュース 2008年11月21日
Symbian OSの開発およびSymbian Foundationは,ソフトバンクモバイルやルネサス テクロノジなど7社が新たに同団体への支持を表明したことを発表した.これまでに支持を発表済みの企業と合わせると,2008年11月現在,世界各国の59社が同団体への支持を表明している.
今後の予定としては,Symbian OSとNokia社が提供するミドルウェア「S60」をベースにSymbian Foundationプラットホームを構築して,足りない機能をNTTドコモが提供する「MOAP」やSony Ericsson社とMotorola社のジョイント・ベンチャ企業UIQが提供する「UIQ」から追加し,2009年の前半にソフトウェアのディストリビューションとして同団体のメンバに無償で提供するという.その後,ソフトウェアの権利関係を整理して,2010年にオープン・ソース化する予定.
新たに支持を発表したのは,中国Borqs社,ポーランドComarch社,スウェーデンHiQ International社,インドLarsen & Toubro Infotech社,管理工学研究所,ソフトバンクモバイル,ルネサス テクノロジの7社である.
国内企業に関して言えば,NTTドコモは同団体の設立メンバ企業であり,アクロディア,アプリックス,ブライセン,富士通,富士ソフト,エイチアイ,シャープは既に支持を表明していた.今回新たに前述の3社が加わった.
Symbian Fondation,Executive DirectorのLee Williams氏は,日本において同団体が支持を広げていることを歓迎した.また,それに伴って「新しい形のソーシャル・ネットワークやサービスなどが供給されていくだろう」との期待を述べた.
[写真1] 講演するSymbian Fondation,Executive DirectorのLee Williams氏
[写真2] Symbian Foundationプラットホームの概要