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Microsoft,Windows XP Embeddedの後継OS「Windows Embedded Standard 2009」を発売

 Microsoft社は組み込みシステム向けの32ビットWindows OSの最新版「Windows Embedded Standard 2009」を2008年11月19日に出荷した.本製品はWindows XP Embeddedの後継にあたる.

 同社は,これまでの組み込みOS製品群を新しい製品群に置き変えていく.同社の組み込みOSは幅広い応用に向けた汎用製品と特定システム向けの専用製品に分かれる.

 汎用の組み込みOSには,Windows Embedded Compact(旧製品名Windows Embedded CE),Windows Embedded Standard(旧製品名Windows XP Embedded),Windows Embedded Enterpriseが あり,専用の組み込みOSには,Windows Embedded for POS ready(旧製品名Windows Embedded for Point of Service;POSシステム用),Windows Embedded Nav Ready(ナビゲーション・システム用)がある.

 Windows Embedded Standard 2009は汎用の組み込みOSであり,Windows XP Professionalをベースとする最後の製品となる.Windows Embedded Standardの次期製品は,Windows 7がベースとなる.Windows Embedded Standard 2009のサポート期間は出荷日より10年間である.

 本OSの機能は,Windows XP Professional SP3と同等で,.Net Framework 3.5で使用されているGUI開発のグラフィックス・サブシステム「Windows Presentation Foundation」を使用できる.さらにコード量が.Net Framework 2.xの数百分の1に軽減でき,開発生産性が向上するという.

 新機能としては,ユーザ・インターフェースの表示効果を上げるMicrosoft Silverlightプラグインに対応し,また.Net Framework 3.5,Internet Explorer 7.0,およびMedia Player 11に対応する.さらに,Windows Server 2008のターミナル・サービスで使用するRDP(Remote Desktop Protocol) 6.1およびサーバ側で接続機器に制限をかけてネットワークを保護するNetwork Access Protection(NAP)機能に対応している.つまり,表示機能,ならびにWindows Server 2008との通信機能を強化したOSといえる.

■連絡先
マイクロソフト株式会社
URL: http://www.microsoft.com/ja/jp/default.aspx

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