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OmniVision,センサの裏側から集光して感度と色再現性を高めたCMOSイメージ・センサを発売
ニュース 2008年10月8日
米国OmniVision社は,500万画素,1/4インチ型のCMOSイメージ・センサを発売した.特徴は大きく二つある.一つ目は,同社独自のOmniBSI(Backside Illumination)技術によりセンサの裏側から集光することで,画素に当たる入射光を増やし,量子効率を改善したことである.その結果として,感度と色再現性が向上した.同社日本オフィス代表の薄井明英氏によると,「原理は他社も周知のものだが容易には製造できない」という.感度は500mV/Lux-sec以上.
二つ目は,イメージ・センサ・コアの周囲に配置するISP(Image Signal Processor)ブロックにおける工夫である.同社独自のTrue Focus技術を用いることで,鮮明な画像を生成できるという.
本センサは,光を集めて電気信号として読み出し,A-D変換を行うイメージ・センサ・コアと,ノイズ除去,ガンマ補正,色補正,出力信号のフォーマット変換などを行うISPブロックから構成される.
500万ピクセル(2592ピクセル×1944ピクセル)のときのフレーム速度は15フレーム/s,フルハイビジョン(1920ピクセル×1080ピクセル)のときは30フレーム/s,QVGA(320ピクセル×240ピクセル)のときは120フレーム/s.
ピクセル・サイズは1.4μm×1.4μm,イメージ・エリア・サイズは3673.6μm×2738.4μm,外形寸法は6945μm×6695μm(CSPパッケージのとき).
[写真1] OV5642の外観
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