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National Instruments,PowerPCプロセッサとFPGAを搭載するボード・コンピュータを発売
ニュース 2008年8月27日
米国National Instruments社は,PowerPCプロセッサとFPGAを搭載するボード・コンピュータ「NIシングルボードRIOデバイス」を発売した.同社のグラフィカル入力のソフトウェア開発ツール「LabVIEW」でソフトウェアを開発できる.
同社は従来,PowerPCプロセッサやFPGAを搭載したモジュール・タイプのコンピュータ「CompactRIO」を提供していた.今回発売したボード・コンピュータは,CompactRIOの基本的な機能を継承しており,ソフトウェアについて互換性があるという.
本ボードは,266MHzまたは400MHzで動作する米国Freescale Semiconductor社製のPowerPCプロセッサ「MPC5200」と米国Xilinx社製FPGA「Spartan-3」,最大128MバイトのDRAMを搭載する.PowerPCプロセッサに搭載するリアルタイムOSは米国Wind River社製の「VxWorks」.最大32のアナログ入力チャネルと最大4のアナログ出力チャネル,最大110の3.3Vディジタル入出力チャネル,最大32の24Vディジタル入出力チャネルを持つ.これらのチャネルはFPGAに直接接続されており,タイミング制御などの信号処理を行える.また,同社のCシリーズ・モジュールに対応した拡張スロットを三つ持ち,I/O機能を拡張できる.Cシリーズ・モジュールには,加速度センサや温度センサ,電力品質管理,CANインターフェースなど,40種類以上の機種がある.
外形寸法が208mm×94mm,および208mm×142mmの2種類の機種を用意する.使用温度範囲は-20℃~+55℃.欧州の環境規格であるRoHS指令に対応している.
[写真1] NIシングルボードRIOデバイスの外形
[表1] NIシングルボードRIOデバイスの仕様
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