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eASIC,6.5Gbpsの高速トランシーバを備えたマスク代不要のストラクチャードASICを発売
ニュース 2008年8月8日
米国eASIC社は,6.5Gbpsの高速トランシーバを備えた,マスク代不要のストラクチャードASIC「Nextreme-2ファミリ」8品種を発売した.ゲート数は最大2000万ゲート,内部メモリは最大30Mビット.例えば,1000個以上の数量であれば高性能FPGAよりも,70万個以下の数量であれば量産品のASICよりも,製造コストを抑えられるという.無線のベースバンド処理やハイビジョン映像処理などに利用できる.
同社は従来,90nmプロセスで製造する「Nextremeファミリ」を提供していた.今回のNextreme-2ファミリでは,45nm LPプロセスで製造する.また本ストラクチャードASICは,FPGAと同じようにLUT(Look-up Table)を多数集積しており,これを組み合わせて論理回路を構成する.ただしLUTの機能は,SRAMではなくビアでプログラムする.45nm LPプロセスを使用することと,ビアでプログラムするアーキテクチャを採用したことにより,FPGAと比べて,約3倍の集積度と最大80%の低消費電力化を実現できたという.
本ストラクチャードASICの設計にあたっては,DFM(Design for Manufacturability)やDFT(Design for Testability)を考慮する必要がない.設計期間は約4~10週間,製造期間は最短で約6週間.開発ツールとして,同社が提供する「eTools FE」や米国Magma Design Automation社の論理合成・配置ツール「BlastCreate SA」,米国Synopsys社の静的タイミング解析ツール「PrimeTime」などを利用する.
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