Agility，Virtex-4 FPGAとARM922Tマイコンを搭載する開発・評価用ボードを発売

　米国Agility Design Solutions社は，米国Xilinx社のFPGA「Virtex-4LX（XC4VLX40）」と，オランダNXP Semiconductors社のARM922Tマイコン「LH7A404」を搭載する開発・評価用ボード「RC240」を発売した．XC4VLX40で実現できる回路規模は41,472 LC（ロジック・セル），LH7A404の動作周波数は200MHz．画像処理を利用するディジタル・エンターテインメント機器や車載情報機器，マシン・ビジョン機器，ディジタル制御を行うロボティクス機器などの開発に利用できる．

　12MバイトのZBT（Zero Bus Turnaround）SRAMや128MバイトのDDR SDRAM（FPGA用），128MバイトのSDR SDRAM（ARM922Tマイコン用）を搭載する．ビデオ機能については，CameraLinkインターフェースとVGA/DVI出力を備える．オプションとして，CMOSカメラや8.1インチのタッチ・スクリーン付きXGA（1024ピクセル×768ピクセル）LCDモニタを接続することも可能．オーディオ機能については，オンボード・マイク，ステレオ・スピーカ，ライン・レベル入力，ライン/ヘッドホン出力を備える．通信機能については，USB 2.0，GビットEthernet，RS-232-C，CANの各インターフェース，SDIOカード・ソケットを備える．

　このほか，3軸加速度センサ，65Mサンプル/sのA-Dコンバータ入力，125Mサンプル/sのD-Aコンバータ出力，サーボ制御出力などを装備する．

[写真1] RC240の外観