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富士通マイクロエレクトロニクス,ディジタル家電向けの256MビットFCRAMを発売
ニュース 2008年6月30日
富士通マイクロエレクトロニクスは,256MビットのコンシューマFCRAM(Fast Cycle Random Access Memory)「MB81EDS256545」のサンプル出荷を開始した.供給形態はベア・チップまたはCSP(Chip Size Package)で,論理LSIなどといっしょに1パッケージに封止するSiP(System in Package)向けとして出荷する.ディジタル・テレビやディジタル・ビデオ・カメラなどのディジタル家電機器に利用できる.
FCRAMは,同社が独自に開発した高速・低消費電力のRAMコア技術.コンシューマFCRAMは,FCRAMコアとLow Power DDR SDRAMインターフェースをもったディジタル家電機器専用のメモリLSIである.
電源電圧は1.7V~1.95V.メモリ構成は1Mワード×64ビット×4バンク,動作周波数は最高216MHz.バス幅を64ビットに広げ,動作周波数を引き下げることで,チップ上の終端抵抗が不要となった.
データ転送速度は最大3.46Gバイト/s.クロック・アクセス時間は最大4.6ns.動作電流は最大300mA(バースト・リード時),パワー・ダウン・モード(ディープ・パワー・ダウン)時の消費電流は最大20μA.バス幅が16ビットのDDR2 SDRAM 2個と比較して同等のデータ転送性能を実現でき,同時に消費電力を約1W(約70%)削減できるという.
[写真1] MB81EDS256545の外観
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