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Freescale,富士通マイクロエレクトロニクス,アルファシステムズの3社がDLNA対応メディア・サーバの開発環境を共同開発
ニュース 2008年5月12日
米国Freescale Semiconductor社,富士通マイクロエレクトロニクス,アルファシステムズの3社は,DLNA(Digital Living Network Alliance)ガイドラインに対応した家庭向けディジタル・メディア・サーバ(DMS)の開発環境「DMS開発プラットフォーム」を共同開発した.映像コンテンツを,リアルタイムに異なる解像度や異なる圧縮・伸張方式のデータに変換し,サーバに保存・配信できる.例えばMPEG-2 HD(High Definition)の映像をH.264 HDやH.264 SD(Standard Definition)に変換する.DLNAは,AV(audio video)コンテンツを取り扱う家庭用ディジタルAV機器間の通信方式の標準仕様を策定している団体である.
本開発環境は,Freescale社の通信用プロセッサ「PowerQUICC II Pro」を搭載したリファレンス・ボード「MPC8349E-mITXE」,富士通マイクロエレクトロニクスのデータ変換(トランスコーダ)LSI「MB86H52」を搭載した開発キット「MB86H52-RB」,アルファシステムズのDMS用リファレンス・ソフトウェア「ADMS(Alpha Digital Media Server)」から成る.PowerQUICC II Proは,Powerアーキテクチャに基づく533MHz動作のe300コアを搭載する.MB86H52-RBはPCIブリッジ機能を備えており,MPEG-2やH.264のストリーム・データをPCIバスを介して入出力できる.
ユーザは,DLMAガイドライン v1.5に準拠したアルファシステムズのプロトコル・スタック「alpha Media Link SDK」のAPIを利用して,アプリケーション・ソフトウェアを開発する.
なお,2008年5月14日~16日に開催される第11回 組込みシステム開発技術展(ESEC)の会場にて,本開発環境のデモンストレーションを実施する.
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