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セイコーエプソンとE Ink,電子ペーパのコントローラICを共同開発
ニュース 2008年4月30日
セイコーエプソンと米国E Ink社は,E Ink社の電子ペーパ・ディスプレイ(Vizplex)の描画を高速化できるコントローラIC「S1D13521」を開発した.用途は電子書籍や電子新聞,電子タブレット,電子ノート,ノート・パソコン用サブディスプレイなどを想定している.対応する解像度は最大4,096ドット×4,096ドットで,32階調グレー・スケールで画像を表示できる.最大同期クロックは133MHz.コア部の電源電圧は1.8V,I/O部は1.8V~3.3V.
コマンド・モードによるレジスタ・アクセスが可能.表示部分を90゜,180゜,270゜に回転できる.16ビット・インダイレクト・ホスト・インターフェース,フラッシュ・メモリ・インターフェース,表示バッファ用SDRAMインターフェース,外付け温度センサ・インターフェースを備える.16エリアの部分書き換え機能やPOPウィンドウ機能,割り込み機能(GPIO)を内蔵する.
ソース・ドライバIC「Micronix MX860」またはその互換品,ゲート・ドライバIC「Sharp LH1692」またはその互換品と組み合わせて利用できる.16ビットまたは32ビットのSDRAM,I2C対応の温度センサ(温度補正用)接続可能.また,プログラマブルPLLを内蔵する.入力クロックには,内蔵クロック回路(20MHz~66.5MHz)または外付け水晶振動子を利用する.パッケージは,外形寸法が8mm×8mm×1.2mmの181ピンPFBGA(plastic fine pitch ball grid array).
2008年8月より量産出荷を開始する予定.
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