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三洋半導体,電流定格が最大100A,オン抵抗が4mΩのパワーMOSFETを発売
ニュース 2008年4月14日
三洋半導体は,電流定格が最大100AのパワーMOSFET「ATPAK20Xシリーズ」を発売する.用途は液晶テレビや電動工具,デスクトップ・パソコン,ノート・パソコンを想定する.例えば液晶テレビの場合,従来は八つの素子で構成した二つのブリッジ回路を利用してバックライトを点灯させることが多かった.本パワーMOSFETを利用すれば,四つの素子で構成した一つのブリッジ回路で点灯させることが可能.
本パワーMOSFETは半導体チップを銅版で挟み込み,表裏の両面から端子を引き出す「クリップボンディング技術」を採用している.これにより,溶断電流の制約を穏和し,定格電流を引き上げることが可能となった.オン抵抗が最も小さい「ATP204」の場合,ゲート・ソース電圧が10Vのときのオン抵抗は4mΩ.外形寸法は6.5mm×9.5mm×2.3mm.動作温度は最大+70℃.
サンプル出荷は2008年5月から,量産出荷は2008年8月から開始する予定.
[写真1] 右上がATPAK20Xシリーズ
[表1] DC-DCコンバータ用,多直LiB保護回路用の品種
型名
耐圧(V)
VGS=10V電力(W)
定格電流(A)
ATP202
30
9(標準),12(最大)
40
50
ATP203
30
6(標準),8(最大)
50
75
ATP204
30
4(標準),5.2(最大)
60
100
[表2] バックライトインバータ用,多直LiB保護回路用の品種
型名
耐圧(V)
オン抵抗(mΩ),
VGS=10V電力(W)
定格電流(A)
ATP207
40
8(標準),10.5(最大)
50
65
ATP208
40
5.5(標準),7.2(最大)
60
85
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