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IBM,POWER6プロセッサを搭載した新しいサーバを発売
ニュース 2008年4月9日
米国IBM社は,同社のPOWER6プロセッサを搭載したサーバ「Power Systems」の4機種を発売した.同社は従来,ビジネス・サーバ向けOSであるiに対応したミッドレンジ・サーバ「System i」と,同社のUNIX OSであるAIXやLinuxに対応したUNIXサーバ「System p」を提供していた.今回,これら二つの製品群を統一した.本サーバはiやAIX,Linuxのほか,同社の仮想環境であるPowerVMにも対応する.
ハイエンド向けの「Power 595」は,最大64個のプロセッサ・コアを搭載する.最大メモリ容量は4T(テラ)バイト,最大動作周波数は5GHz.大規模なトランザクション処理やデータベース処理などに利用できる.
水冷機構を備えた「Power 575」は,最大448個(14ユニット×32個/ユニット)のプロセッサ・コアによるクラスタを構成できる.最大メモリ容量は3.5Tバイト,最大動作周波数は4.7GHz.大規模な並列計算処理やアルゴリズム処理などに利用できる.
ミッドレンジ向けの「Power 550 Express」は最大8個のプロセッサ・コアを搭載する.最大メモリ容量は256Gバイト,最大動作周波数は3.5GHzもしくは4.2GHz.x86プロセッサのサーバ向けソフトウェアをPOWERプロセッサ上のLinuxで動作させるPowerVMのオプション・ソフトウェアを利用すれば,複数のサーバの統合に効果があるという.中規模のアプリケーション・サーバやデータベース・サーバなどに利用できる.
ローエンド向けの「Power 520 Express」は最大4個のプロセッサ・コアを搭載する.最大メモリ容量は64Gバイト,最大動作周波数は4.2GHz.小規模のアプリケーション・サーバやデータベース・サーバなどに利用できる.
2008年5月までに順次出荷を開始する.
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