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MIPS Technologies,HDMI Ver.1.3対応のトランスミッタとレシーバのIPコアを発売
ニュース 2008年2月21日
米国MIPS Technologies社は,HDMI(High-Definition Multimedia Interface)Ver.1.3対応のトランスミッタとレシーバのIP(intellectual property)コアの提供を開始した.65nmプロセスに対応する.携帯電話やディジタル・カメラなどのモバイル機器向けLSIへの搭載を想定している.トランスミッタIPは同社が開発した.レシーバIPはオランダNXP Semiconductors社が保有する90nmプロセス向けIPコアの技術供与を受け,同社が65nmプロセス向けに改良した.
本トランスミッタIPは,ハード・マクロであるHDMI PHYとソフト・マクロ(HDLソース・コード)であるHDMIコントローラ,メモリ・アクセス用のソフトウェア・ライブラリなどで構成される.HDMIコントローラはDMA(direct memory access)機能を備えており,オンチップ・バスを介してCPUとは独立にシステム・メモリにアクセスできる.オンチップ・バスは,OCP(Open Core Protocol)に対応する.ユーザの要望に応じて,AMBAバスなどに対応することも可能.本トランスミッタIPの消費電力は60mW~100mW.
トランスミッタIPとレシーバIPはともに,伝送速度が1.65Gbps~3.4Gbps.ビデオ解像度は最大120Hzで1080p.オプションで著作権保護方式HDCP(High Bandwidth Digital Content Protection)にも対応可能.
MIPS Technologies社は今後,45nmプロセスに対応したIPコアや,DisplayPortの規格に対応したIPコアなども開発していく方針.
[写真1] 発表を行うMIPS Technologies社 Business Development & Corporate Relations Vice PresidentのMark Tyndall氏.
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