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プライムシステムズ,制御方法を簡略化したSDRAMコントローラIPコアを発売
ニュース 2008年2月5日
プライムシステムズは,SDRAMコントローラIPコア「DIMM-Path」を発売した.制御方法を簡略化しており,SRAMインターフェースと同じように利用できるという.本IPコアはPC-133仕様のSDRAM(133MHzのクロックで動作するSDRAM)に対応する.書き込み専用ポートと読み出し専用ポートを備えており,書き込みと読み出しの同時アクセスを行える.記述言語はVerilog HDLで,カスタマイズして使用できる.
同社のUSB 2.0システム開発用FPGAボード「CX-Card II」,およびそのオプションであるメモリ・ボード「DATA-Pro」と組み合わせて利用する.CX-Card IIは米国Altera社の40万ゲート相当のFPGA「Cyclone II EP2C35F672C6N」を搭載しており,本IPコアはこのFPGA上に展開して使用する.このとき,2,137個のLE(Logic Element)と34kビットの内蔵メモリを消費する.これは,このFPGAが搭載する全LEの6%,および全内蔵メモリの7%に相当する.
本IPコアには,512MバイトのPC-133仕様SO-DIMMが付属する.このメモリ・モジュールをDATA-Proに取り付けることで,大容量メモリを必要とするディスプレイ表示システムやデータ収集システム,外観検査システムなどを容易に構築できる.
従来,FPGAベンダはDDR/DDR2 SDRAMなどに対応したコントローラIPコアを無償で提供しているが,PC-133仕様に対応したSDRAMコントローラIPコアは提供していなかった.また,FPGAベンダ製のIPコアは各社のFPGAのデバイス・アーキテクチャに依存したバス構成になっていることが多く,使い勝手に問題があった.
[写真1] CX-Card IIの外観
[写真2] DATA-Proの外観
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