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International Rectifier,DC-DCコンバータのマルチチップ・モジュールを発売
ニュース 2008年2月4日
米国International Rectifier社は,DC-DCコンバータのマルチチップ・モジュール「iP1206」を発売した.PWM(pulse width modulation:パルス幅変調)コントロールICと出力用パワーMOSFETを内蔵する.電流制限,過電圧保護,過熱保護,プリバイアス起動,出力電圧のトラッキングなどの機能を備えている.用途として,マイクロプロセッサやASIC(特定用途向けIC),画像処理ICなどの電源回路を想定している.
出力は2相で,最大出力電源は各15A.二つの出力電流を一つにまとめれば,最大30Aとなる.電流や電圧のリプルを低減するために,出力の2相は逆相で動作する.入力電圧範囲は7.5V~14.5V,出力電圧範囲は0.8V~5.5V.スイッチング周波数範囲は200kHz~600kHzで,外部との同期が可能.入力電圧12Vのとき,二つの出力はいずれも1.5Vで15A.スイッチング周波数300kHzのときの電力損失は標準5Wである.
パッケージは外形寸法が15.5mm×9.25mm×2.0mmのLGA(land grid arvay).欧州の環境規制であるRoHS指令に準拠している.すでにサンプル出荷を開始している.
[写真1] iP1206の外観
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