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Actel,フラッシュFPGA「ProASIC3」の低消費電力版を発売
ニュース 2008年1月29日
Actel社は,フラッシュ・メモリ・セルをプログラム素子として利用するFPGA「ProASIC3ファミリ」の低消費電力版である「ProASIC3Lファミリ」を発売した.従来のProASIC3ファミリと比較して,ダイナミック電力を40%減の100mWに,スタティック電力を90%減の0.4mWに低減できるという.コア電圧は1.2Vおよび1.5V.ゲート数が25万~300万の4品種を用意する.
同ファミリは低消費電力モードとして,従来のスリープ・モードのほか,同社が「Flash*Freeze」と呼ぶモードをサポートしている.同モードでは,クロックを停止し,コア・レジスタやSRAMの状態を保持する.I/Oの状態は設計者が設定可能である.Flash*Freezeモードへは1μs以内に移行できる.Flash*Freezeモードにおける消費電力は4mW,スリープ・モードでは3μW.
ProASIC3Lには,CPUコアとしてARM Cortex-M1プロセッサ・コアが用意されている.本CPUコアのライセンス料やロイヤリティは不要.60万ゲートの「M1A3P600L」で使用した場合,最大70MHzで動作し,使用可能ゲート数の32%を使用する.
現在サンプル出荷中.
[写真1] Actel社 上級副社長のFares Mubarak氏
[写真2] ProASIC3Lの外観
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