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Texas Instruments,無線通信アプリケーション向けのUSBメモリ型マイコン開発ツールを発売
ニュース 2007年11月7日
米国Texas Instruments社は,無線通信アプリケーション向けのUSBメモリ型マイコン開発ツール「eZ430-RF2500」を発売する.本ツールは,USB経由でパソコンと接続するエミュレータ・ボード「eZ430-RF」,マイコンと無線用トランシーバLSIを搭載したターゲット・ボード「eZ430-RF2500T」(2枚),ターゲット・ボード用の電池ボックス,プログラミングに必要なソフトウェアから構成される.
ターゲット・ボードには,同社のマイコン「MSP430F2274」と小電力無線向けのトランシーバLSI「CC2500」が搭載されている.単四電池2本で動作する.MSP430F2274は,同社の16ビットRISC型マイコンで,32Kバイトのフラッシュ・メモリと1KバイトのRAMを内蔵している.また,サンプリング・レートが200kサンプル/sのA-Dコンバータと2個のOPアンプを備えている.CC2500は,2.4GHz帯を使用する小電力無線向けのマルチチャネルRFトランシーバLSIである.伝送速度は1.2kbps~500kbps.
ソフトウェアの開発は,付属の統合開発環境「Embedded Workbench」を用いて行う.本開発環境には,アセンブラ,リンカ,シミュレータ,デバッガ,Cコンパイラが含まれている.また,小電力無線ネットワーク向けのプロトコル・スタックも用意されている.開発環境が動作するOSは,Windows 2000とWindows XP.
2007年12月に出荷を開始する.2008年には,ターゲット・ボード単体の販売も予定している.
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