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スカイリー・ネットワークス,ZigBee2006規格に対応したZigBeeネットワーク開発ツールを発売
ニュース 2007年11月5日
スカイリー・ネットワークスは,短距離無線通信規格のZigBeeに基づくネットワークの開発支援ツール「ZigBee SDK V2.0」を発売した.ZigBeeの普及推進団体である米国ZigBee AllianceのZigBee2006適合性認証(ZigBee Compliant Platform)を取得している.
本ツールは,ノード設定ツール,電波傍受・解析ツール(スニッファ),ネットワーク・ビューワ,ノード・モニタ/デバッガの四つのソフトウェアから構成される.ノード設定ツールは,ZigBeeプロトコルの各種パラメータの設定・変更を行うためのツールである.電波傍受・解析ツールは,特定のチャネルで送受信されているIEEE 802.15.4フレームをMAC(media access control)層から解析して表示する.ネットワーク・ビューワは,ネットワーク構成をリアルタイムに表示するツールである.各端末のアイコンをクリックすることで,詳細情報を取得したり,その端末へコマンドを送信したりできる.ノード・モニタ/デバッガは,動作中のプロトコル・スタックの内部状態をダンプ表示する.
同報機能については,「全端末」のほか,「ルータのみ」,「スリープするエンド・デバイスのみ」というように,特定の端末に対して選択的に同報できる.また,ZigBeeネットワークの複数のグループへの参加を指定できる.さらに,「永続データ」の機能に対応しており,瞬断などで内部データが消滅しても,電源の再投入により元の状態に復帰できる.こうした機能は,ZigBee2006規格によって定義されている.
本ツールは,マイコン開発支援機器メーカのアプリケーションが発売しているZigBee評価用ボード「TK-850/SG2+UZ」,「TK-78K0R/KG3+UZ」,「TK-78K0/KF2+UZ」,「78K0R UZ Stick」,「78K0 UZ Stick」と組み合わせて利用する.
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