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IBM,分散環境向けのストレージ一体型ブレード・サーバを発売
ニュース 2007年10月22日
米国IBM社は,分散環境向けのストレージ一体型ブレード・サーバ「BladeCenter S」を発売する.最大6台のブレード・サーバ・モジュールと最大12台のハード・ディスクを格納できる.オフィスで標準的に使われている100Vの電源で使用できる.従来のラック型サーバと比較して,ケーブル量を8割低減できるという.
本製品は,共通のブレード・サーバ・モジュール,共通の管理手法が使えるなど,ほかのBladeCenterシリーズと互換性を保っている.例えば,企業でBladeCenterシリーズの製品を用いる場合,複数の拠点で本製品を使用すれば,ブレード・サーバ・モジュールを使いまわすことができ,管理コストも低減できる.
シャーシは7Uラック(外形寸法は444.0mm×733.4mm×306.3mm).最大3.6TバイトのSASハード・ディスクや最大9TバイトのSATAハード・ディスクを組み込める.また,RAID(Redundant Arrays of Inexpensive Disks)0,1,1Eに対応する.ホット・スワップ対応の負荷分散型電源ユニットを最大4台まで搭載可能.2007年12月18日から出荷を開始する.
同社は本ブレード・サーバと同時に,専用小型ラック「IBM BladeCenterオフィス・レディ・キット」の開発コンセプトを発表した.オフィス・レディ・キットはBladeCenter Sを1台格納でき,エア・フィルタ内蔵で埃の侵入を防ぐほか,無停電電源装置(UPS)やストレージも格納できる.発売時期は未定.
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