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コンテック,二つのLow Profile PCIバス・スロットを備えるファンレスの組み込みコンピュータを発売
ニュース 2007年10月4日
コンテックは,ファンレスの組み込みコンピュータ「ボックスコンピュータ840シリーズ」を発売する.二つのLow Profile PCIバス・スロットを備える.筐体の外形寸法は251mm×152mm×56mm.OSがプレインストールされていない「IPC-BX840P2-DC400」,2GバイトのCompactFlashカードを搭載し,Windows XP Embeddedがインストールされている「IPC-BX840P2-DC456」,さらに無線LAN(IEEE 802.11a/b/g)機能を備える「IPC-BX840RP2-DC456」の3機種を用意する.
800MHzで動作するCeleron Mプロセッサと852GMチップセット,512MバイトのDDR SDRAM(DDR266)を内蔵する.拡張インターフェースとして,3チャネルのシリアル・インターフェース(RS-232-C),2チャネルのUSB 2.0インターフェース,Ethernet(100BASE-TX)インターフェース,オーディオ・インターフェース,ビデオ・インターフェースなどを備えている.保守性に配慮して,これらの拡張インターフェースは筐体の前面に配置した.また,コネクタにロック機構のないUSBやライン出力については,抜け防止クランプを用意した.
OS搭載機種については,Windows XP EmbeddedのEWF(Enhanced Write Filter)機能により,シャットダウン・プロセスなしに電源をOFFすることができる.また,無線LAN搭載機種については,WPA,WEPなどの暗号化に加えて,同社独自の暗号技術であるWSLにも対応している.環境対応は,鉛フリー(JEITA Phase 2以上)とRoHS指令に従っている.電源電圧はDC12V~24V±5%.
2007年10月15日から出荷を開始する.
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