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スピーシーズ,カラー・ビデオ・カメラを搭載したインターネット接続機能付き2足歩行ロボットを発売
ニュース 2007年8月31日
スピーシーズは,カラー・ビデオ・カメラを搭載し,インターネットへの接続機能を備えた2足歩行ロボット「インターネットロボットSPC-101」を発売した.カメラで取り込んだ映像を無線通信によってパソコンへ転送できる.例えばこの映像を利用して,パソコン側で画像認識や顔認識などを行うことを想定している.パソコン側で音声を取り込んで音声認識を行い,ロボットを操作したり,インターネット経由でダウンロードしたモーション・データを利用してロボットを制御できる.
ロボットを制御するAPI「OpenRoads」を公開しており,ロボット・アプリケーションの開発を容易に行えるという.「OpenRoads」はTCP/IPを利用したプロトコルである.CPUとして133MHz動作のSH-3を,OSとしてNetBSDベースのSpeecys OS Rev.2.0を搭載している.
記者発表会の場で,同社代表取締役社長の春日 知昭氏は,「これまで,IT技術者とロボット技術者の交流があまりなかった.弊社のロボットははOSを搭載しており,IT技術者との親和性が高い.一般的なロボットはハードウェア指向,専用機能,目的指向が強かったが,弊社のロボットはソフトウェアやアプリケーションを指向している」と語った.また,今回のカメラ機能については,「カメラが付くことで評判が高まった.カメラを付けただけでこんなに評価が上がったということに驚いている」と,カメラ機能への注目度の高さを強調した.
[写真1] インターネットロボットSPC-101の外観
[写真2] スピーシーズ 代表取締役社長の春日 知昭氏
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