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Wolfram Research,スライダなどによりパラメータを変化させた結果が即座にグラフに反映される数値演算ソフトウェアを発売
ニュース 2007年7月27日
米国Wolfram Research社は,GUIのスライダ・オブジェクトなどによりパラメータの値を変化させた結果が即座に計算結果のグラフやアニメーションに反映される数値演算ソフトウェア「Mathematica 6 日本語版」を発売した.例えば,積分範囲を[0,n]としたときのnの値を増減させて,その影響をグラフ上で確認できる.こうした機能を,同社は「即時インタラクティブ機能」と呼んでいる.
パラメータの数は一つでも複数でも構わない.パラメータを変化させるGUI部品(インタラクティブ・オブジェクト)として,スライダのほかに,ポップアップ・メニューや2次元スライダ(2変数を同時に変化させるスライダ),チェックボックス,ラジオ・ボタンなどを用意する.
計算結果の表示機能も強化した.グラフを変形させたり,座標軸を回転させるなどの加工を施して表示できるようにした.また,ネットワークや2分木,ステート・マシンを表示しやすくなった.
Mathematicaには,65種類のアプリケーション別パッケージが用意されている.例えば,制御システム用,画像処理用,機械システム用,非線形回路用,ロボット用などがある.
本ソフトウェアは,Windows NT/2000/XP/Vista,Mac OS X,Linux(x86とItaniumに対応),Solaris(UltraSPARCとx86に対応),HP-UX,IBM AIXの上で稼働する.日本語版では,GUIとドキュメントが日本語化されている.
[図1] Mathematica 6(英語版)の画面例
[写真1] Mathematica 6のパッケージ
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